K-GAP:かわさき ギャンブラーズオーアディクションポートは、ギャンブル問題に困っている方の相談の場であり、ギャンブル依存の回復の場です。ここへきて、新たな希望を見つけてください。まずは実際にギャンブル依存から回復したスタッフが相談に乗ります。
「そこまで困ってないが、ちょっと相談だけしてみたい」「本人ではないが、話だけ聞いてみたい」「週に一回くらいなら行ってみたい」「職場に知られたくないが、しっかりとギャンブル依存から回復するプログラムを受けてみたい」「生活が破綻しホームレスになってしまった」……どんな状況でも歓迎です。まずはご相談ください。K-GAPでは、その人その人にあった対応を一緒に考えていきます。
希望を捨てないでください。ギャンブル依存症は病気ですが、回復は必ずあります。焦らず、楽しみながらやっていきましょう。
K-GAP 一日の流れ
ギャンブル依存症のミーティングなど、グループワークを行ないます。同じような経験を持つ人との分かち合いが、さまざまな気づきと励ましになります。
昼食は、各自でご用意いただきます。休憩時間は、基本的に施設内で過ごしていただきますが、リラックスできるようサロンスペースがあります。
てスポーツ、アート、音楽、ボランティア、レクリエーション、園芸など、さまざまなアクティビティの時間を持つことで、ギャンブルなし楽しみ方を開発します。
(あるギャンブル依存症者の経験より)
私たちギャンブル依存者の多くは、不安に感じていることや、ギャンブルに問題があることを否定して「大丈夫なんとかなる」と自分に言い聞かせ毎日を生きていることがある。
そして、この状態から抜け出すことができないでいる。
いつの間にか「自分の良心」を、コインや馬券と交換してしまっていた。パチンコを打つように命令をされているかのように、店に引き込まれ台の前に座っている。
ギャンブル依存は進行し、お金はあるだけギャンブルに使ってしまい、歯止めが効かない。お金を使い果たした後でもおさまりがつかず、借金をし続け、わずかな軍資金を手に入れるためにどんなことでもするようになっていった。
置き引きをしたり、あるいは人のよさそうな人を見つけては「財布を落としてしまい電車賃がなくて困っています」とお願いしたこともあるかもしれない。「俺が働いた金だ」といって子供の学資保険を解約したり、家族の物を勝手に売ってしまったり、職場のお金を横領してしまった仲間もいた。
ときには大勝して、全てを忘れてしまうような昂揚した気分になることもあるし、「もう二度とギャンブルはやらない」と決心し、わずかな期間ギャンブルから離れたり、小さな掛金で遊んだりしてコントロールを取り戻したと思えたこともあった。
しかし、その後には必ずもっと酷い状態に落ち込むときがやってくる。ギャンブル依存症は、二度とコントロールを取り戻すことはない。
そしてこうしたことには慣れてしまい「なんとかなる」または「どうなってもいいや」としか思えなくなっていたとしたら、それは病気の声の支配下にある。
私たちギャンブラーは、ギャンブルで負けることの悔しさから、大勝することの快感から、解放されなければならない。ギャンブルの起伏の激しさはよりいっそう、私たちをギャンブルの深みへと落込ませていく。
そしてそれは、1人では決っしてやめることはできない。
K-GAPのプログラムは、この状態から抜け出して新しい生き方を始めるプログラムであり、依存の進行をともに食いとめ、ギャンブル抜きの人生を味わう新たな生きがいを発見するプログラムです。